ホットフラッシュ仮面の日記

アラフィフ人の更年期対策情報

更年期の動機や息切れ

階段を急いでかけ上がったり、激しい運動をしたあとなどは、誰でも脈拍が速くなったり、胸がドキドキするものですが、更年期の症状として現れる動機や息切れはこれといったきっかけもなく起こるのが特徴です。

中には、夜、寝ているときに急に激しい動悸がして驚いて目が覚めるという人もいます。

また、胸がドキドキしてねんとなく胃がすっきりしまいという症状の場合もあります。

おもな原因は、心臓の脈動をコントロールしたり、胃の働きを調整している自律神経の乱れによるもので、不安に陥ったり気分が落ち込んだときなどにも起こりやすくなります。

更年期になると、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が急激に減って自律神経がうまく働かなくなるのです。

動悸や息切れなどの発作が起こったときは、まず深呼吸をして気持ちを落ち着かせることが大事です。

症状が激しい場合は、過呼吸の状態になっていることが多く、これは空気中の酸素を多く吸い込み一時的に血液中の二酸化炭素の濃度が低くなった状態です。

過呼吸にたいしては、紙袋を口に当てて自分の息をゆっくり吸い込むようにすれば、血液中の二酸化炭素の濃度が調整され、発作が自然におさまります。

それでも収まらない場合は、病院で手当と医師の診断をうけてください。 また、心臓病の場合でも、動悸や息切れがします。

更年期は狭心症心筋梗塞などの心臓病にきをつけなくてはいけない年齢なので、症状があらわれたら、まず検査を受けて原因を確かめておくことがたいせつです。

貧血や肥満によっても動悸や息切れはおこります。 検査で以上が認められず、更年期の症状とわかれば、とくに心配する必要はありません。

治療は症状の強さや必要に応じて自律神経調整剤を用いたり、漢方療法などがおこなわれます。


簡単にできるセルフケアを3つご紹介します。

①リラックスタイムを大切に

過労や過度の不安があると、症状がでやすくなります。 睡眠を十分にとり、好きなスポーツや趣味をたのしむなどして、気分転換をはかりましょう。

②食生活を見直してみる

原因が貧血であれば、食生活の改善が基本です。レバー、ほうれん草、あさりなど鉄分を多く含んだ食品を積極的にとるように心がけます。

③嗜好品のとりすぎに気をつけて

カフェインの多いコーヒーや紅茶などの飲み過ぎや喫煙、アルコールなども原因になりやすいので、嗜好品はできるかぎり控えましょう。