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糖質を摂る回数が増えるとどうなる?

現代の食生活には糖尿病にとってよくない面が多々ありますが、その1つが日になんども精製された糖質でんぷんを多く含んだ食べ物を口にすることです。

 

糖質を摂る回数が増えると、どうしても糖質代謝の時間が長くなり、脂肪代謝が抑えられてしまうのです。

 

普通に白米のご飯を食べた場合、誰でも血糖値が上昇してインスリンの追加分泌が起こります。そして、この間の2時間から3時間は、糖質代謝が行われることになります。

 

つまり、糖質の多い食品を1日に何度も摂るということは、その分だけ糖質代謝の時間が長くなるということであり、膵臓を酷使することになるのです。

 

現代の生活を考えてみると、膵臓に負担をかけすぎえていることに気づきます。 今日の日本社会で普通に見られる1日の食生活を追ってみれば、そのことが明確になります。

 

まず、7時から8時にかけて朝食を摂ります。それから3時間は糖質代謝が必要となり、11時頃になるとようやく脂質代謝へと切り替わります。

 

それからほとなく昼食の時間となり、12時から1時頃にはまた糖質の多い昼食を摂ります。すると、糖質代謝が再び必要となり、脂質代謝が止まるのです。

 

そして、糖質代謝がまだ続いているうちに3時がきて、おやつの時間となります。 砂糖たっぷりのコーヒーやジュースなどを飲みながら、でんぷんや砂糖を大量に使ったお菓子を食べるわけです。

 

この間、糖質代謝の回路は当然のように働き続けます。 それから3時間ほど経つと、今度は夕食の時間となります。ここでもご飯やパンなどの主食を摂り、糖質代謝を行わなければなりません。

 

さらに、それから3時間が経ってようやく糖質代謝へと切り替わろうという頃に、今度はテレビを見ながらビールを飲んだり、お菓子をつまんだりするわけです。

 

このように現代社会の生活では、朝、昼、夕の3食の他に、おやつや夜食なども摂っているわけです。この食生活の場合、単純に計算しても糖質代謝の時間は15時間以上にもなり、糖質代謝の時間を大幅に上回ります。

 

中には、もっと頻繁に食物を口にしている人さえいるでしょうが、そんな人では1日24時間のほとんどが糖質代謝の時間となってしまいます。

 

こうした生活では、糖質代謝はフル稼働せねばならず、脂質代謝へと切り替わって膵臓を休ませる暇がありません。

 

これは、人体の構造から考えれば異常なことです。人にとってエネルギー源として中心となるべきなのは脂質代謝であり、脂質代謝はそれを補助するサブであるに過ぎないからです。

 

糖質代謝が脂質代謝よりも優勢だと、人体は体脂肪を燃やすのではなく、蓄える方へと向かってしまいます。そのため肥満が進んでインスリンの効き目が弱くなり、余計にインスリンを必要とするようになります。

 

そうなると、膵臓をさらに酷使するようになって、もともと弱いつくりである糖質代謝の尻手むが崩壊してしまうのです。 このように、いつも糖質を口にしてだらだらと食べ続ける食生活は、糖尿病に摂って最悪なのです。